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☆ゆめママ日記☆

☆ゆめママ日記☆

あんじ出産エピソード

予定日を三日過ぎた10月29日。医師に「子宮口がカタイので一週間くらい遅れそうですね」と言われていた私は、11月5日のYumeの誕生日を一緒に祝うのを半ばあきらめていた。だから29日の日曜日にお誕生日会をしてしまおう!とDarと父母と一緒にジンギスカンを食べに行った。「ここで産気づいたりしてね~」なんて冗談を言いながら。
 家に帰ってお風呂に入りYumeを寝かしつけた後「これでしばらく見納めかも」と借りたDVDをDarと観ようとしたら、、、おなかが痛い。
これまでも何度か前駆陣痛があったけど、この日のはそれとは何となく違う感じ。でもトイレにも行きたくなったので「ジンギスカンの食べすぎかも」と思った。でもトイレに何回行っても痛い気がする。それでもとりあえずDVDを観た。2時頃観終わって、なんだかソワソワする私。家の片付けをし、「もしお産になったら体力温存するために寝なくちゃ」と思い、寝た。その時点では痛みも強くなかったし眠れた。
 5時。「やっぱり痛い!」と起きる。Darが寝ているうちから間隔をメモに書く。すると6~8分おきになってた。「こりゃ陣痛だわ」とやっと気づき、実家に持って行くYumeの物の準備をし、病院に持って行く私の荷物をまとめ、洗濯までしてDarを起こし、母にメール。
 7時半になって病院に電話。「6分おきとかになってるんですけどー痛みはそれほど強くないんです」と言うと「経産婦さんはいきなりお産がすすむこともあるし、何が起こるかわからないのでもう入院の用意持ってすぐ来てください」との事。
Yumeを起こして朝食を食べさせて、保育園に送ってもらうため母を呼んだ。
 8時半に病院に着き、その時点で5分きったりしていたんだけど相変わらず痛みは生理痛のひどいくらいのもの。歩いてたら立ち止まらないと無理な痛さではあるけど。
 9時に病棟の助産師による内診。「1.5cm。でもねぇ頭がすっごくおりて来てるから開き出したら早いかも」。まだまだ助産師やDarと笑って喋る余裕あり。入院手続きの用紙に記入したりしてた。
「体あたためるとお産すすむから、シャワーでも浴びる?」と言われ、陣痛室内のシャワーであたたまる。その間も痛みの波がきたらシャワー室の手すりにつかまって耐えてた。
シャワーから出て今度は「ちょっと病棟内歩いてくる?」と言われDarと歩いた。産科病棟をクルッと一周まわり新生児室の赤ちゃんを眺めてしばらくしたら「イタタタタ、、、」とだいぶ痛くなってきたので陣痛室へ戻った。
それが11時半くらい。その時トイレに行くと「うわ!」と思わず声が出たくらいの量の出血。おしるしと言われる出血だけど、こんな量出るか?と思った。
そしてまた診察。これがまた痛くてのたうちまわる。「3cm。だけどホントもう全開?ってくらい頭がすぐそこ!!」という事で、このまだギリギリ歩けるうちにLDR分娩室へ移動。
 そしてみるみるうちに痛みが増していき、この後12時にお昼が出たけど、、、柿だけ必死に口に放り込み、後は痛くて食べられず。付き添いのDarに食べてもらった。
 お産中ずっとかかってたBGMは持ち込んだモーツァルト。結構いい。少しだけ癒された。
 もう陣痛の波ごとに声が出る。バーにしがみつき「ウゥゥァァ~~」と唸ってた。急激にすすんだせいか、陣痛と陣痛の間の休める時間が、ない!陣痛自体は「ああ!忘れてたけどこんなんだったわー!」と思い出したけど、この間隔のなさは予想外で焦った。
 母が一瞬来て「がんばってね!」と言い残しすぐに帰る。後日「見ていられへんかった」と言ってた。痛みに悶えながらもそうだろうと思っていた私は母がすぐ帰ってくれてよかった。
その時の診察では「4cm。だけどすごく頭がさがってるので普通の4cmより痛いと思います」と言われた。
 それからひたすらフーフー言いながら痛みと闘い、も~う限界!!と思った時「7cm!」この時点でベッド状だった分娩台が変型。お尻から下が複雑な形になり、足も開いた状態で固定。
私はもう痛すぎて号泣してしまった。助産師に「もうちょっとだから頑張ろう!」と元気づけられ「もうすぐ赤ちゃんに会えるから!」と励まされ、泣きながら頷く私。そして、助産師が羊膜を破って人工破水。
 それからはいつ全開になったのかわからない。「もうムリ!!もうムリーーー!!」と私絶叫。
イキみたくなり、助産師は「自然にイキんでしまうのはいいから!」と言われ、イキみ始める。陣痛の波に合わせてイキむこと数回。赤ちゃんの頭が見え隠れし出してからが長かった。なかなか出てこない。なんか陣痛が少し弱まったようでなかなかイキみにつながる波が来ない。
 イキみ出しても痛くて痛くて、足を固定してあるマジックテープみたいなのを大暴れしてふりほどき、椅子状になった分娩台を仰向けでよじ登る。まるで妖怪。足を押さえようとする看護師。「おりてきてー!」と言う助産師。まさに私はキングコング。
必死で勢いを付けて元の位置に戻り「ギュゥゥヮァァァ~!!」と声を出してイキみまくる。喉が切れて血の味。その度にジャージャー出る羊水。
 そしてやっと「ハッハッハッハ、、」と短息呼吸に切り替わり、、、「出てくるよーー!」の声で股の方を見ると、、、
出てきた~~~~~~~~~~~~!!!紫色のAngie!そしてオギャーと元気な産声。「男の子ですよぉ。」臍の緒を切ってもらい、すぐに私の胸の上へ。
無事生まれてきてくれて、私はとにかくホッとした。

その後Angieは体重を測ったりして、私は胎盤がなかなか出ず、おなかを押されたりして痛かった。しかもバシャッと出血。Yumeの時より出血量は多かったみたい。そして、切開を入れなかったので3cmほど裂けてしまった会蔭を医師が縫ってくれた。
2人目でも痛みは同じ、、。やっぱり暴れて点滴してた腕の血は逆流。でも今回は「赤ちゃんも頑張って出てこようとしてる!」っていう意識を持ってお産に望めたと思う。
今回、裂けたものの切開しなかったしYumeの時みたいな導尿も剃毛もしなかった。なるべく自然に、、、という要望をかなえてくれたんだと思う。分娩所要時間は10時間と書いてるけど、後から思えば本気で痛くなってからは3時間だった。分娩室に入る時「この調子だと3時くらいかな~?」と言ってた助産師の予想どおり3時ちょうどに生まれたAngie。ようこそ☆わがFamilyへ☆


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